派遣と出向の違いとは?

派遣も出向も別の企業で働くことになるのだから同じじゃないの?と思っていませんか?
今回は、派遣と出向の違いについて詳しく説明します。

 
契約と指揮命令権


派遣の場合は派遣元企業と労働契約を結びますが、出向の場合は出向先企業と労働契約を結びます。

出向は2つの形があります。出向元との労働契約にプラスして出向先と契約を結ぶ「在籍出向」と、出向元との労働契約は解消して出向先のみと契約を結ぶ「転籍出向」です。転籍出向は、もともと勤めていた企業を退職して移籍する、転職のような形になります。在籍出向の場合は元の会社に所属したまま、グループ会社などに移動をする形になり、二重に労働契約を結ぶことになります。給与などの待遇や就業規則について、どちらの企業のものが適用されるのかは契約内容によって変わります。在籍出向の場合は、期間を定めたうえで、社員のキャリアアップや在籍先の企業の臨時のヘルプを目的として行われることが多いです。

また指揮命令権については、派遣の場合は派遣先企業に、出向の場合は出向先企業にあります。派遣も出向も、指揮命令権が実際に勤務している会社にあるという点では共通しているのです。


就業期間のちがい

派遣と出向では就業期間が異なります。
派遣の場合は短期であれば1日~1ヶ月、長期であれば6ヶ月以上と就業先や仕事内容により様々です。ライフイベントの都合に合わせて働けるのが、派遣の大きな特徴でありメリットです。一方、出向の場合、就業期間は1年以上と定められる場合が多く比較的長期にわたります。在籍出向の場合は、あらかじめ期間を決めた上でということも多いですが、転籍出向の場合は元の企業の籍は無くなっているので、戻れるかどうかも会社次第となります。

もちろん、労働者派遣業の認可を受けていない企業が従業員を他社に派遣すると、労働者派遣法違反となり行政指導の対象になります。そのため、違法な派遣に巻きもまれないように、働く側も違いをしっかり理解しておくとよいでしょう。

 

 

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